TATTOO COLUMN

カナダの囚人たちは、刑務所内に設けられたタトゥーパーラーで刺青をいれることが可能となっている。
これは不潔な針の共有によって病気が広まるのを防ぐ目的で導入された試験プログラムで、カナダのバスとオンタリオの刑務所では、試験運用中のタトゥーパーラープログラムも公開されて久しくなる。
「このプログラムによって、既に行われている慣習をより安全に実践することができます」カナダ刑務所の広報担当者ホリー・ノウルズは言う。
「我々は再利用される針の量の削減へ向けて努力しています」
政府は、針を共用して秘密裏に行われる入れ墨が、刑務所内での病気感染を広げる原因になっているとみている。
刑務所当局によれば、収監者のB型肝炎およびC型肝炎の感染率は一般のおよそ30倍、HIV感染率は10倍だという。
このプログラムの適用条件として、入れ墨のデザインはギャングに関連するものや人種差別的とみられるものは不可で、刑務所の役人の承認を受けなければならない。希望者本人の前科や服役態度も問われる。
5カナダドルで収監者のタトゥーアーティストによる1時間のセッションを受けることができる。
当局は、もし試験プログラムが成功すれば、全国の他の刑務所にも広げていきたいと述べている。

[トロント 2005年11月25日 ロイター]

結構古いロイターの記事なのですが、興味深かったので引用しました。
それにしても囚人が支払うお金の配分はどうなっているのでしょうか?すべてが彫師の取り分だとしても時間5ドルでは、相当慈善事業になってしまいますから、おそらく政府が負担しているのではないでしょうか?
針もしっかり滅菌済みで、もはやカナダ国営のタトゥーパーラー!時間5ドル!ただし図柄は看守さんにokをもらわないといけないので自由に選べません。

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Posted at 2011年05月13日 17時58分