TATTOO COLUMN
自分もいつか誰が見ても自分の作品だとわかるオリジナルスタイルを作りたい!!!
そう熱く語る彫若丸氏の元へタトゥーナビスタッフが伺った11月某日。
写真でしか彫若丸氏の雰囲気は拝見したことがなかったので、正直、恐る恐る伺ったタトゥーナビスタッフは、直ぐにその先入観が誤りだったことに気づく。
終始笑顔の絶えない方で、また、インタビューにはあんまり慣れていなくてすごい緊張してますと。
また、タトゥーに対する姿勢も、非常に真っ直ぐな方でその言葉で私たちスタッフも出会ってからのほんの何十秒かで打ち解けられるほど柔らかな雰囲気の方だった。
早速、インタビュー内容をご紹介させていただこう。
Q.彫若丸氏のルーツは、出身の岡山県にあった?!
「岡山代表で一番かっこいいと言ったらブルーハーツじゃないですか!」
と終始スタジオ内でかかっていたブルーハーツについて語って下さった。
肝心のスタジオは、とても内装にこだわったスタジオになっており、和を思わせる内装。
実はこのスタジオの内装は彫若丸さんがスケッチした物を元に、彫若丸さんのお客さんに協力してもらって作ったものだとおっしゃっていた。
かくいう、彫若丸さん自身も手伝おうと作業をしたのだが、協力していただいたお客さんがかなりの完璧主義であり、手をつけたら怒られてしまったそうです(笑)
Q.刺青に興味をもったのはいつ頃ですか?
歳は18歳ころからですね。
刺青自体に興味を持ちだしたのは卒業してからで、周りの仲間や先輩たちに刺青を入れている人が多かったかなあ。
そこからいろんな刺青をはじめ、日本の文化に関する雑誌や画集に目を通す機会が増えていったと思う。
Q.業界に入ったのは幾つの時でしょうか?
本格的に彫師を目指したのは20歳になってからですね。
高校を卒業してからは、正直彫師以外にも別の道を考えたこともあった。
日本文化を勉強している中で他に憧れを持った業種はいろいろあり、強いて言えば刀摩師についてや、花火師などにはすごい興味がありました。
読み漁った本の数は、数えられないくらいになりましたね。
それを見ていた友人たちはとても応援してくれた、ただ、やっぱり家族達はあまり関心を持ってはくれなかったですね。
どちらかと言うと、反対されていたと思います。
Q.一門で尊敬する彫師さんは?
僕が彫師という道を志し、選んだ一門なので、一門の兄弟子方はもちろんぜいいん尊敬しています。
うちの一門以外でもみなさん個性があり技術や表現方法が異なるので、日々刺激を受けています。
Q.あえて、町田にスタジオを開いた理由が知りたいのですが…
なんで町田なのってよくいろんな人に言われますね。笑
正直特別な思いも無いですしあまり地理的にも詳しくない地域でしたが、
自分なりに色々とマーケティングした結果で町田にしましたね
川崎に居た時のお客さんの口コミでのお客さんもいますが、今では悩みぬいたお陰で町田でも多くの方に来ていただけるようになりました。
Q.使っている道具について教えてください。
ミッキーシャープス @ウィザード等々。
みんなそうだと思うんですけと結局彫師のみなさんって、マシーンを自分で作ったり改造したりすると思うんですよ。
もちろん、彫師さんの感覚や彫り方で違うと思うんですけど、自分は、ラップ数が独特だと思います。
後、筋を引くときのノズルが細いので重いとぶれてしまうので、軽量化を重視していますね
Q.幾つか思い入れのある彫若丸さんが彫られた作品に付いて説明を聞かせてください。
ここ最近で四人連続で背中に。羽衣天女を入れたいってお客さんが来たんですが、みなさんそれぞれコミュニケーションやカウンセリングを元に別々のデザインにしています。
何が言いたいかと言うと、特別これはって思い入れがあるのは無いですけど、高いお金払って一生消えない物を体に彫らせてもらってると思うので毎回毎回を真剣に取り組んでいるので、すべての作品に思いレがあります。
(彫師の人はみんなそうだと思いますが)
Q.今後の活動又は姿勢
これからは自分なりのスタイルを創りだしていきたい。"来年で30歳ですし、自分自身の思い描いているビジョンに近づけるように" と言っても正直言葉にはうまくできませんが。笑
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