TATTOO COLUMN

メジャーリーグで来年から新しい「労使協約」が発効される。
 
先日、細かな改正条項が発表された中で、一際目立ったのは「商業的ロゴのタトゥー(入れ墨)を禁止する」。
 
選手が腕や首筋いっぱいにタトゥーを入れる流行に「放任しておくと自分の体を広告板にして稼ぎかねない」と大リーグ機構(MLB)が先手を打ったのだ。
タトゥー・ファッションは10年ほど前からMLBの懸案事項になっていた。
 
マイナーリーグで「投手の腕のタトゥーで投球が見えにくい」と打者がクレームを付けた。
その時、球審は投手に長袖のアンダーシャツを着てタトゥーを隠すよう命じたという。
投手は怒った。「オレは黒人だ。タトゥーがはっきり見えるはずがない」。
 
この論争にMLBは警戒した。
マイナーの騒ぎは、人種差別や表現の自由の問題だが、タトゥーの商業利用の可能性が浮かんで、選手会も禁止を了承したそうだ。
 
画像はタトゥーを26ヶ所も彫っているというテキサス・レンジャーズのジョシュ・ハミルトン外野手。

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Posted at -0001年11月30日 00時00分