TATTOO COLUMN

バーコードを模したタトゥー、これが意外と人気があるのはご存知だろうか。

人気がある秘密、それは今もなお次々とヒットを飛ばしている日本のスーパーシンガー、安室奈美恵にある。
彼女の右手首に刻まれたバーコードタトゥーは1996年頃に彫ったと言われている。
そのバーコードの情報は生年月日を表していると言われているが、定かでは無い。
1996年といえば、ちょうど彼女の人気が最高潮の時期だった。出す曲のほとんどがミリオンセラーを記録していた安室奈美恵の影響力は半端でなく強いものだった。
ファッションリーダーとも言われた彼女の、姿かたちを真似したアムラーと呼ばれる人々が現れたりもした。

そんな彼女がタトゥーを彫ったとなれば、それを後追いして似たようなタトゥーを彫るファンがいてもおかしくはないだろう。

彼女がその時彫ったのが、バーコードタトゥーだ。
白と黒の縦線で、その棒の太さによって情報が認識され、それをスキャンすることで情報を得ることが出来る、というものだ。

また、安室奈美恵とは関係は無いが、数ヶ月前には、スペインの売春組織が警察の捜索によって実態が暴かれたというのがある。その組織に売春を強要されていた女性達は、自らの身分証と、組織のものであるという証明を表したバーコードタトゥーを手首などに彫られていた。

こうした状況を考えてみると、身体に彫られたタトゥーは本当にスキャンが出来て、情報を識別出来るのだろうか、という疑問がわいてくる。

これは推測の域を出ないが、恐らくはYESだ。

いい加減だとか、適当に書いたものなら当然ながら識別は出来ないが、今はネット上にバーコード作成ソフトが山ほど溢れているので、そういったもので出来上がったバーコードを彫れば、識別が出来るかもしれない。

ただ注意しなければいけないのは、バーコードが歪んでいたり、滲んでいたりすると、読み取り率は格段に落ちる。

スーパーなどで、例えば丸い形のものにバーコードが貼られていると、レジにおいて、スキャン出来るまで何度も繰り返しバーコードリーダー(バーコード読み取り装置)を使うという場面を遭遇した人は多いだろう。

バーコードは、平面でなければ、読み取りが難しいという場合もあるのだ。

そこで、身体の平面にバーコードを彫れば、情報が含まれているのであれば読み取りは必ずしも出来ないとは言い切れなくなる。

さて、そんなバーコードタトゥーを彫った人々の画像を少しだけご紹介してみよう。

barcode_tattoo
背中に彫られたバーコードタトゥー
barcode_tattoo2
彫りたてと思われるバーコードタトゥー

上記に書いた文章は、単なる想像に過ぎないが、もし識別ができるのなら、自分の情報を含んだバーコードを彫って、何かある時にそれが役に立つ、ということも夢ではないはずだ。

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Posted at 2012年11月15日 20時51分