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アフターケア




タトゥーをきれいに仕上げるためにはアフターケアは欠かせません。
清潔な衛生状態や傷口が治癒しやすい状態を保つ事が、発色の良いきれいなタトゥーを完成する条件でもあります。
ここでは皮膚の構造から具体的なアフターケアの方法までを説明しています。

皮膚の構造を理解する


皮膚の構造は、3層に分かれており、外側から表皮、真皮、皮下組織と分かれています。まず表皮とは外界の刺激から体の内部を守る役割をしています。

一番外側から、角質層、顆粒層、有棘層、基底層の3層で構成されていて、厚さは約0.06~0.2mmです。表皮はおよそ28日周期で生まれ変わります。表皮が生まれ変わればタトゥーも安定します。

次に真皮ですが、こちらは表皮の約10倍くらい(約2~3mm)の厚さを持ち、主に、コラーゲン(膠原線維)と、エラスチン(弾性線維)とで構成 されています。

これらが、コラーゲンとコラーゲンの間にエラスチンがバネのようにからみつくような構造をしており、網状の層になっています。

そして、網状 の間を水分をたっぷりと含んだヒアルロン酸などのムコ多糖類が埋めて、肌の張りや弾力を与えています。

また、真皮の約70%は、コラーゲ ンですので、施術後には積極的にサプリメント等でコラーゲンを摂取することもおすすめです。

そして皮下組織ですが、これは皮下脂肪とも呼ばれ、皮膚の最も内側に存在しています。
皮下脂肪は、体を外気の気温の熱や寒さといった気温の変化や物理的な刺激から、守るクッションの役割や、エネルギーの貯蔵部位としての役割、また表皮や真皮に栄養を送る役割を担っています。

当然表皮や真皮に栄養を送るためには、皮下組織に栄養を取り込む必要がありますので、施術前後には食事をしっかり取って栄養を摂取しましょう。

以上の3層の内で、タトゥーが入る部分は真皮のごく浅い部分となります。

タトゥー・刺青を彫るという事は、表皮と真皮に針で連続的な点状の傷をつける事と同義なのです。


皮膚が完治するまで


施術を受けてから最初の2~3日は、患部が赤く腫れて痛んだり、熱を持ったりします。

これが炎症と言われる現象で、傷口が細菌などに感染するのを防ぐために起こる体の防御反応でもあります。

その間、傷口の周りの表皮細胞は盛んに分裂し、48時間以内に新しい表皮が形成されます。 3日程経過すると、新しい表皮の下では修復が始まります。

血管も新生され、 傷の修復役である繊維芽細胞などが集まって肉芽が形成されていきます。

傷口がふさがれると、肉芽は縮小し、繊維芽細胞から作られたコラーゲンを主体とした薄い表面が形成されます。

この間、施術時に真皮に浸透したインクを、一貫して外部に流出しないようにすることが、キレイにタトゥーを発色させるポイントです。

毛細血管は真皮層にありますので、傷口をいじったりしたせいで、出血してしまった場合には少なからずインクも流出していることになります。

逆に言えば、表面が表皮によって完全に塞がれてしまえば、深い怪我をしてしまった場合を除いて、急激に色落ちしてしまうことはありません。


アフターケアの方法

 傷口のケアにはモイストヒーリングとドライヒーリングという二つの方法がありますが、現在の医学的見地からはモイストヒーリングが推奨されています。

ドラッグストアからも傷を乾燥させるスプレーが姿を消し、モイストタイプの傷パッドが数多く陳列されています。

モイストヒーリングの一番のメリットに、体液(滲出液)を逃さないという点が挙げられます。

体液(滲出液)とは、キズ口から出てくる透明な液体の事ですが、これには細胞の成長や再生を促す「キズを治す成分」が含まれています。
この体液 (滲出液)は、皮膚の自然治癒に重要な役割を果たすため、これを乾かさないモイストヒーリングなら、より早い傷口の治りが期待できます。

そしてもう1点、乾燥したかさぶたをつくらないという事。表皮は、体液(滲出液)の中で細胞が増殖・移動し再生されます。

かさぶたができてしまうとその活動は妨げられ、細胞が死んでしまうこともあるのです。なめらかな表皮を早く再生するためには、体液(滲出液)を保ちかさぶたをつくらな いようにします。

ただし、モイストヒーリングをするからと言って、施術箇所に傷パッドを貼れば良いかと言うと決してそうではありません。

パッドを貼ったのでは交換の際に表皮が一緒に剥けてしまう可能性があります。

要は、適度な湿潤環境さえ保っていればそれはモイストヒーリングなのです。

傷口を乾燥させるのではなく、湿潤環境を保って治りを待つ事、それがモイストヒーリングです。具体的な湿潤環境を保つ方法としては、ワセリンや、アフタータトゥークリーム等を1日に複数回塗布する事等が挙げられます。

注意点としては、抗生物質入りの軟膏を多用しないという事です。

抗生物質は雑菌を殺すと同時に、傷を治すのに必要な常在菌や細胞まで殺してしまいます。

人間の体には、自分自身で傷を治そうという力が備わっていますので、本当に化膿をしてしまった場合を除いて抗生物質は原則必要ありません。

  • Posted at 2011年03月29日 18時19分

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